冬のヨーロッパ旅行記・前編【3週間・バックパック周遊】

※ 写真 ハンガリー ブダペスト 国会議事堂

はじめに

こんにちは。

転職に伴う年休期間を使って、2025年の12月の中旬から3週間の冬のヨーロッパを周遊旅行しました。
旅程は中欧 → 南ドイツ → スペイン。ブダペストから始まり、ウィーン、プラハ、レーゲンスブルク、ニュルンベルク、ローテンブルク、シュトゥットガルトを経て、バルセロナ、サラゴサ、マドリードへ。

6カ国周遊

目的は街並みやクリスマスマーケット、歴史的建造物、美術品を見て回ることです。 長年ヨーロッパに対していつか行ってみたいという憧れの気持ちがあり、それが無事叶う旅行となりました。

旅の間、A6ノートを持ち歩いて、見たもの、食べたものや気分をメモする日記を書いていました。
この記事は、その日記をもとにした旅行記となります。日付順に淡々と進みますが、写真を織り交ぜながら文字に起こしました。読み物としてお楽しみいただければ幸いです。
写真と日数の都合、前編(本記事)と後編に分けています。

また、別の記事でこの旅で得た学びや持ち物などをまとめていますので、同じように旅行をしたい、という方はこちらもお読みいただければ嬉しいです。

それでは。

Day 0(12月10日)成田を発つ

ついにヨーロッパ旅行が始まる。最寄り駅から成田空港までの移動では、予約していたバスに問題なく乗れた。名前を呼ばれ、そのまま右前方の最前列に乗り込んだ。いつも自家用車で空港まで移動していたが、さすがに3週間となると駐車場代がとんでもないことになりそうなので、バスを使うことにした。

今回使うエアチャイナのオンラインチェックインは、正直UI/UXがかなり酷く、なぜチェックインが成功したのか疑問だが、事前に済ませておいたおかげで搭乗券はすぐに発行できた。エアチャイナはとにかく安く、往復で14万円だった。 搭乗まで空港のラウンジで時間を潰した。

搭乗待ち

搭乗時間となり、機内に入る。思っていたよりシートピッチが広かった。
北京までの便の機内食はチキンを選択した。中華料理が出るかと思いきや和風の味付けで、温かく、意外とおいしかった。隣に座った外国籍らしき女性は機内食を断っていた。彼女はスマホにドイツ語らしき文字を打ち込んでいて、ずっとSpotifyでポッドキャストを聴いていた。

見返すとほぼ日本食だった件

北京空港では乗り継ぎ便にも関わらず再度保安検査があった。 持参したAnkerのモバイルバッテリーは、CCC認証という中国における認証が無いので没収されるかもという情報を得ており不安だったが、特に問題なく通過した。

*国際線であればOKの模様: 中国国内便におけるモバイルバッテリー機内持込みの注意点外務省 海外安全ホームページ

北京空港にはWi-Fiがあるものの、制限がかかっておりLINEやYouTube、ChatGPTなどは使えなかった。iMessageやSMSは問題なく使えた。お腹は空いていたが、特に何かを食べる気にはならなかった。 Alipayを登録して自販機で水を買ったら、甘い水だった。もったいないが中身は全部捨てて、空港にあった飲用水サーバからボトルに水を入れ直した。

北京からブダペストまでは約10時間。 その間に機内食が2回出た。1食目のチキンは、月餅のようで口の中の水分を持っていかれる感じがあった。

美味しくなさそう

2食目はオムレツにした。北京空港で何も食べなかったのは、結果的に正解だった。

熱いオムレツは美味しかった けど全体的にオイリー

途中、トイレには一度も立たなかった。機内があまりにも乾燥していて、水分が体表から抜けていくような感覚があった。ブダペストまでは(航路図を見た限り)ロシアの上空を飛んでいた。中露の国交上、問題ないのだろう。

オムスク(Omsk)北を飛ぶ

長時間フライトでは、中央ブロックの通路側が一番いいと思う。今回も一度も席を立たずに済んだ。 iPadでNetflixを開き、水曜どうでしょう ヨーロッパ編とストレンジャー・シングスのシーズン4を観て、時間を圧縮した。

Day 1(12月11日)ブダペスト着

12月11日、現地時間の朝6時にハンガリーのブダペスト、リスト・フェレンツ国際空港に到着した。朝だというのに外は暗く、霧がかなり濃かった。中欧に来たのだという実感より先に、視界の悪さが印象に残って気分はそこまで上がらなかった。

空港前 霧がすごい

空港のATMで、いきなり手数料(レート)の高いやつを掴んでしまったようだ。2万ハンガリーフォリントを引き出したが、そのレシートをChatGPTに見せたところ、「これは厄介なATMですね」ときっちり小言を言われた。

空港からはシャトルバスで中心街へ向かった。アパートのチェックインまで時間があるので、そこから地下鉄を乗り継ぎ、セーチェーニ温泉へ向かった。日本から持ってきた水着に着替え、現地でサンダルを購入して入浴する。入場料と合わせて、ここで16,500フォリントほど消化できた。高いが、悪レートで掴んだ現金をすぐに消化したかったので、最初に現金を減らせたのは精神的に助かった。

セーチェニ温泉(良識の範囲内でスマホOK)

再び地下鉄で中心街に戻り、そのまま聖イシュトヴァーン大聖堂前のクリスマスマーケットを歩いた。人が多く、活気がある。ホットワインを頼んだら、想像以上にたっぷり注がれて出てきた。日本の感覚とはだいぶ違う。そのカップを手に宿へ向かった。

アパートに着くと、恰幅が良く優しそうな宿主が出てきたので握手し、チェックインした。Wi-Fiを繋ぎ、Discordでフレンドと「遂にヨーロッパに着きました」と報告の通話をし、国会議事堂前の景色を中継するなどした。こっちと日本では8時間の時差があるため、昼間のヨーロッパの明るい景色を夜の日本にいる人たちに届けることができた。

国会議事堂

その後、近くのスーパーでビールを2缶、水、トルティーヤサンド、そしてピザを購入。ピザは電子レンジで温めて食べた。野菜中心でかなり美味しかった。

気づいたら寝落ちしていて、目が覚めたのは12日の0時過ぎ。しっかりと時差ボケを食らっている。特に何もせず、またそのまま寝た。

Day 2(12月12日)ブダ城とドナウ川クルーズ

朝起きて、部屋にあった電気ケトルでお湯を沸かし、日本から持ってきた顆粒のコーヒーを淹れた。アパートの廊下で淹れたコーヒーを飲み、海外に来たのだなという実感を噛み締めながら今日の予定を考えた。

どうでもいい写真

この日は午前から昼にかけて、ブダ城方面へ向かった。

アパートからセーチェーニ鎖橋でドナウ川を渡る

ブダ城エリアは高所にあり、登るための坂がきつかった。
エリアに着き早速目に入ったマーチャーシュ教会の中に入ることにした。入場料は3,100ハンガリーフォリント。これで手持ちの現金は、ほぼすべて使い切ったと思う。教会の内部は美しく、色彩と装飾の密度にしばらく見とれた。

マーチャーシュ教会内部

教会の前やブダ側でもクリスマスマーケットが開かれていた。ホットワインを一杯買った。前日イシュトヴァーン大聖堂で飲んだときと同じく、量がかなり多い。お酒に弱い人は、飲み終わった頃には歩けなくなってしまうと思う。

マーチャーシュ教会前のクリスマスマーケット

分かりづらいが、紙コップは結構大きい

その後ブダ城方面を観光するなどした。なおブダ城外観は工事であまり見ることは出来なかった。

ブダ城から市街を見下ろす、ハンガリーの建国神話に登場する伝説の鳥「トゥルル(Turul)」

アパートに戻る前にスーパーに寄り、またビール、ピザ、トルティーヤサンドを買った。トルティーヤサンドを半分ほど食べ、ビールを飲んで少し休憩。 夕方からはドナウ川クルーズへ。
ライトアップされた国会議事堂は確かに美しかったが、それなりのスピードで河上を船が走るので、とにかく風が寒かった。ニット帽を被らなかったのが失敗だったし、ダウンからフードを外していたのも完全に判断ミスだった。

ドナウ川から望む国会議事堂

船着き場までは歩いて来たので、帰りも同じ道を歩く。冷え切った身体のままアパートに戻り、ピザを電子レンジで温めてビールと一緒に食べた。ブルーチーズがのったピザで、かなりうまい。救われた気分になった…。

Day 3(12月13日)ブダペストからブラチスラヴァへ

朝起きて、残っていたトルティーヤサンドとスタバのコーヒーで簡単に済ませた。
チェックアウトの時、宿の主人が5階のカウンターにおらず少し焦ったが、1階で会うことができた。部屋にゴミを残していることを伝えると、「OK!」とのことだった。

その後ブダペスト西駅へ向かい、「世界で一番豪華らしい」と言われるマクドナルドで軽く食事をしてからホームへ。

ブダペスト西駅に隣接するマクドナルド

予約したチケット情報だけでは、電車の外装や内装から判断する材料が少なく、また指定した座席の場所も分かりづらく少し焦った。たぶんここだろう、という席に座る。相席になった家族連れと、アイコンタクトを交わし暗黙の了解をお互いに得た。

ブダペスト西駅のホーム 右手の青い電車に乗った

途中、2回車掌による切符のチェックがあったが、特に問題はなかった。チケットの注意事項にあったパスポートの確認もなく、スマホでチケットのQRコードのようなものを見せて専用機械でスキャンしてもらうだけで済んだ。

ブダペストからブラチスラヴァまでの車窓は、正直かなり田舎だった。
しかもいい感じの田舎ではなく、冬の北海道や、旧ソ連映画を見ているような、陰鬱な雰囲気が続いていた。曇っているのが良くないのだろう。

暗い雰囲気の車窓

スロバキアのブラチスラヴァに着いても、最初に感じたのは若干の街の荒れだった。とにかくグラフィティが多く、タバコのポイ捨ての量もブダペストの比ではない。

到着は16時ごろ。ドミトリーにチェックインした。この日は無理に観光せず、近場のスーパーとクリスマスマーケットを少し見る程度でいいことにした。
…つもりだったが、翌朝にウィーンに移動する前に、高所にあるブラチスラヴァ城へ行くのは大変そうだと感じ、結局この日のうちに向かうことにした。結局坂がきついという感想ではあった。

ブラチスラヴァ城まで坂を登る

着いたが城郭に阻まれ入口が分からない

城の敷地への入口が分からず、しばらく城壁をぐるぐる回る。ようやくそれらしい入口を見つけると、洋館のような佇まいの白い建物が現れた。

ブラチスラヴァ城 中央の入口が中庭に繋がる

中庭につながる入口に入ると、そこでもクリスマスマーケットが開かれていた。
木製のオーナメント、ブランコ、メリーゴーラウンドのようなもの、キャンドル、革製品。中世風の装備をした人たちがバックギャモンをしている。
商業化されていない、雰囲気のいいマーケットだった。クレジットカードは使えず、現金も持っていなかったので、何も買えなかったのが残念だった。これから行く旅の中でも、こういうマーケットが一つ二つあればいいなと思った。

ゲームのウィッチャーあるいはThe Elder Scrollsを感じる

調べたら中世のクリスマスマーケット(Stredoveké vianočné trhy) ということで、街の中心広場のマーケットとは異なり、城内のこのマーケットは「中世」をテーマにしているのが特徴らしい。写真に写っているように、当時風の衣装を着たスタッフがいたり、昔ながらの工芸品が並んでいたりと、タイムスリップしたような雰囲気が楽しめた。

左手にある塔が聖マルティン大聖堂

城を出て、中心街へ向かう。立派な建物が見えてきたので何かと見たら、聖マルティン大聖堂と書いてあった。中世〜近世までマリア・テレジアを含むハンガリー王国王家の戴冠式が行われてきた、歴史深い教会であった。クリスマス時期だからか、入場料は無かった。

聖マルティン大聖堂内部

中心街の繁華街のマーケットへ。こちらは人が多く、完全に観光地化された感じだった。軽く冷やかして終わった。

中心街のマーケット

例のごとく、その後またスーパーに寄り、サンドイッチとビールを購入。サンドイッチは五分の二ほど食べ、残りは翌朝用として名前を書いて宿の共用冷蔵庫に入れた。

今は18時40分ごろ。
さすがにこの時間なら誰もいないだろうと思いつつDiscordを開いたら、フレンドがいたので少しだけ通話をした。日本時間では12月14日の深夜2時40分ごろ。スプラトゥーンのイベントがあったからだろうか。息の長いゲームだと思う。この後、22時くらいまでストレンジャー・シングスのシーズン4の残りを観て寝た。

Day 4(12月14日)ブラチスラヴァからウィーンへ

今回の旅行で、唯一昨日から今日にかけてはドミトリーに泊まった。ほぼ無人で運営されていたからか、かなり安かった。同室の人の物音で何度か目は覚めたが、結果的にはよく眠れたと思う。 起床してすぐシャワーを浴び、下着とジオラインのインナーを着替えた。今日行くウィーンのホテルで洗濯したい。朝食として、前日残していたサンドイッチの五分の一を食べる。

チェックアウトの定刻は10時だったので一度ホステルを出たが、電車まで寒空の下待つのは嫌だったので戻り、ドミトリーの共用スペースで11時45分ごろまでだらだらしていた。

Chillなドミトリー共用部

本当はレイトチェックアウトで何ユーロか払う必要があったかもしれないが、途中見かけた清掃スタッフが、誰がレイトチェックアウトする人なのかを把握しているとも到底思えなかった。宿を出る前に、残っていたサンドイッチの五分の二を食べて完食した。

ブラチスラヴァ駅へ向かう途中、ビロード革命記念碑を横目に見る。

ビロード革命記念碑

ホームに着くと、停車中の列車に「まだ乗るな」といった表示が出ていた。それでも何人かは乗り始めている。おそらくこの電車がウィーン行きなのだろうが、間違えたら目も当てられないので、しばらく様子を見ていた。他の客も困惑している様子で、互いに質問し合った。

発車10分前ほどになって、「Wien Hbf(ウィーン駅)」の表示に切り替わった。ようやく安心して乗り込む。ウィーンまでは電車で1時間ほど。ブダペスト方面から来た青い車体とは違い、赤い列車だった。

ウィーンに向かう電車内

ウィーン到着後、事前にスマホに入れていた交通アプリ「WienMobil」を使ってバスを調べ、切符を電子決済しスムーズにホテルまで辿り着いた。ウィーンは想像以上に坂が多かった。もし歩いて向かっていたら、かなりというかめちゃくちゃきつかったと思う。

ウィーンにあったタバコ(Gauloises)の広告 ゴロワーズを吸ったことがあるかい

チェックインすると、気のいい男性スタッフが丁寧にホテルの設備などについて説明してくれた。夕方まで少し休憩したあと、市街へ出る。
やたらと立派で大きなクリスマスマーケットにぶつかり、調べるとウィーン市庁舎前のマーケットだった。時計台のような建物が目立つ。

ウィーン市庁舎

とりあえずホットワインを頼むと、この旅で初めてのマグカップ・デポジット制の店だった。マグのデザインがとても良く、これはもうお土産だろう、ということで返却せずに持ち帰ることにした。

ウィーン市庁舎が描かれたマグ

ここのマーケットは観覧車やメリーゴーランドもあり、とにかく豪華だった。その後、別のマーケットにも寄りながら市内を歩き回った。
ホテルに戻る途中でスーパーに寄ろうとしたが、日曜日でほとんど閉まっていた。こっちのスーパーは、日曜日は営業していないとこが殆どなのだと知る。仕方なく自動販売機で割高なポテトチップスを買い、それで空腹を誤魔化して寝た。

Day 5(12月15日)ウィーン観光

朝、ホテルの朝食ビュッフェで軽くパンとヨーグルトを食べた。

9時15分の枠を予約していたベルヴェデーレ宮殿へ、トラムで向かった。この旅の大きな目的の一つ、クリムトの《接吻》を見るためだ。到着した頃にはすでに20人ほど並んでいた。

オープンの9時と同時に入場したが、予約時間が9時15分だったので少し不安ではあった。iPhoneで電子チケットを見せると、特に問題なく通された。館内には仰々しく「こちらにクリムトの《接吻》があります」といった感じで最短ルートが示されており、それに従って進む。

そして、あった。
巨大なキャンバスに描かれたその絵を前にして、感動して鳥肌が立った。想像していたよりずっと大きい。

グスタフ・クリムト 接吻(The Kiss)

他にも様々な絵画を鑑賞した。

クロード・モネ ジヴェルニーのモネの庭の小道(Path in Monet's Garden in Giverny)

グスタフ・クリムト 向日葵(Sunflower)

フィンセント・ファン・ゴッホ オーヴェールの平原(The Plain of Auvers)

その後、宮殿を一通り見て回り、シュテファン大聖堂を見るなど、周辺を少し冷やかしてながら歩いて昼過ぎにホテルへ戻った。

シュテファン大聖堂

夜は、この日もう一つの本命だった。現在ウィーンで働いている元上司との夕食会があった。
ウィーンに長期滞在している人の話は刺激的だった。身の上話や、滞在中は近隣諸国を頻繁に旅行しているらしく、その旅行の話、今後行きたい場所、オーストリア料理の話などで盛り上がり、楽しい時間だった。物価が高いので、普段はレンチンで茹でることのできる道具で茹でたパスタにソースをかけただけの昼食を食べている、という話は面白かった。

シュニッツェル

グヤーシュとクネードリキ

Day 6(12月16日)ウィーンからプラハへ

実は昨日、ホテルの隣人に貸したACアダプタが戻ってこない、という小さなアクシデントがあったりもした。それでも、全体としては楽しいウィーン滞在だったと思う。(結果的に貸した人とWhatsAppで繋がることができ、彼女はPaypalでお金を送って弁償してくれた。)

ホテルで朝食を軽く食べたあと、トラムで駅へ向かった。今日はチェコのプラハへ移動する。直行列車はかなり高かったので、ブジェツラフ駅(Breclav)(※乗り換え駅)で乗り換えが必要な電車を予約した。こちらの高速鉄道は時間帯によって値段が異なる。また電車の遅延も珍しくない。乗り換えに失敗する不安は少しあったが、結果的には問題なく成功した。

ブジェツラフ駅 Switch 2の広告がある

移動は4時間超。長時間の移動であるため、ファーストクラスにした。車内は静かで、シートも柔らかく、快適だった。

プラハに到着し、宿にチェックインすると、これまでの滞在の中で一番広く、快適な部屋だった。宿主も親切だった。

プラハ駅のホーム スパイダーマン ファー・フロム・ホームやボーン・アイデンティティーのロケ地

ただ宿主に現金で市税を支払う必要があったため、Googleマップで評判の良い、手数料なし・レートの良いATMを探して1000チェコ・コルナを下ろした。その後、近くのスーパーで食材を買い、簡単な夕食をとった。

iPadでNetflixを開くと、こちらではジブリ作品が観られるらしい。なんとなく「千と千尋の神隠し」を再生した。
海外旅行中だと言うのに結局ぶっ続けで鑑賞した。おにぎりを食べるシーン、リンがぶっきらぼうながらも優しく接してくれる場面、銭婆から髪留めをもらうシーン。小学生の頃は、ただ観ていただけのシーンだったのに、この歳になったからかやたらと感動した。今年、東京ドームで久石譲のコンサートに行けたことを思い出す。

Day 7(12月17日)プラハ観光

9時ごろ起床。プラハ城方面へ向かう。アプリで24時間乗り放題の交通チケットを購入し、地下鉄プラハ城方面に移動した。

プラハ城から望む旧市街

この日の主な目的は、聖ヴィート大聖堂にあるミュシャのステンドグラスを観ることだった。

実際に目にすると、色彩と線の美しさが圧倒的だった。他にも別のステンドグラスや大聖堂内の礼拝堂などを見て回った。

プラハ城 聖ヴィート大聖堂

ミュシャのステンドグラス

聖ヤン・ネポムツキーの銀の墓

正直なところ、王宮や他の教会、黄金の小道は、大聖堂と比べると少し見劣りした。
その後、天文時計のある広場へ向かい、クリスマスマーケットを冷やかす。ホットワインを飲み、ハーブ入りソーセージのホットドッグを食べた。こっちのソーセージ(ブルスト)はまさに肉料理って感じであり、ガツンと肉の旨味が口の中に広がり、食べごたえがあってかなり美味しい!

めちゃくちゃ美味い

天文時計前の広場のクリスマスマーケット

一度アパートに戻って休憩したのち、ヴィシェフラド(Vyšehrad)方面に向かった。

ヴィシェフラドではドヴォルザーク、スメタナ、またアルフォンス・ミュシャのお墓があるので、それを見た。

ドヴォルザークのお墓

スメタナのお墓

ミュシャのお墓

またチェコクローナの現金の消化もしたかったので、同じ敷地にある聖ペトロ・パウロ大聖堂の中にも入った。

聖ペトロ・パウロ大聖堂 写真撮影が禁止であったため、 Wikipedia より拝借

聖ペトロ・パウロ大聖堂内部の壁画もミュシャのようなアール・ヌーヴォー調の絵が全体に施されていた。実際にはミュシャではなく、František Urban夫妻という者に描かれたらしい。
その後アパートに戻り、夜はカレル橋を軽く散策したのち、アパートの最寄り駅の地下にある「Albert」というスーパーで翌日以降の食事を調達した。

カレル橋から眺めるモルダウ川とプラハ城夜景

部屋に戻ってから、またストレンジャー・シングスのシーズン4の残りを観た。
相変わらず、こちらの冷凍ピザは美味しい。

Day 8(12月18日)プラハからプルゼニへ

起床して、軽くヨーグルトとオレンジジュースを摂った。11時半ごろまでアパートで時間を潰す。
出発前、宿を出ると宿主に会った。感謝を伝えて握手をし、別れた。

プラハ駅のホームで電車を待つ。こちらでは、発着ホームが出発の20分前くらいにならないと確定しないらしい。駅構内では、大勢の人が電光掲示板を見上げて立ち尽くしており、なかなか異様な光景だった。

電車の情報が出るのを待つ人々

表示が確定し、プラットフォームへ向かって乗車。
家族連れのグループと相席になり、かなり賑やかだった。それ自体は構わないのだが、こちらの人は人前で鼻をかむことが本当に多い。加えて、一人の女性が激しく咳き込んでいたのも気になった。

プルゼニに向かう電車内

プルゼニに到着後、軽くクリスマスマーケットを散策。とても良い雰囲気だった。
現金が使えないマーケットの方が、全体的に品が良くなるのではないか、と勝手に推測している。

プルゼニのマーケット

ホテルにチェックインし、スーパーでいつものように食材を買って、この日は終了とした。

続き→冬のヨーロッパ旅行記・後編【3週間・バックパック周遊】