Xでのフィルム写真ボット運用について
Written on March 22nd , 2025 by Birusupi
Xでのフィルム写真ボット運用について
X(旧Twitter)上で、フィルム写真を自動投稿するボット「AutoLomography」を作成・運用しています。 フィルム写真をやっている人は知っていることが多い、Lomographyというフィルム写真コミュニティと連携し、一定間隔で写真を投稿することで、アナログ写真の魅力を広めることを目的としています。
背景
過去にフィルムカメラでの撮影を趣味にしていましたが、継続的なコスト(フィルム代、現像代、スキャン等)により中断しました。フィルム代マジで高い。 撮影はしなくなったものの、フィルム写真に対する関心は残っており、Lomographyを閲覧する習慣は続いていました。
ある時、LomographyのAPIが公開されていることに気づき、同サービスの担当者に連絡を取り、APIキーを提供してもらいました。 これをきっかけに、自動投稿ボットの構築を開始。
AutoLomography について
リポジトリ:GitHub - AutoLomography
投稿アカウント:https://x.com/AutoLomography
投稿情報:Googleスプレッドシート
同一写真の重複投稿を避けるため、Googleスプレッドシートで投稿履歴を管理しています。
主な構成と機能
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Lomography API 写真のメタデータ(タイトル、説明、画像URL等)を取得。
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重複チェック Googleスプレッドシート上で、過去に投稿した写真IDと照合。
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自動投稿処理 XのAPIを使用し、取得した写真とキャプション、Altテキスト(説明文)を投稿。
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記録 投稿後、使用した写真の情報をスプレッドシートに記録。
技術要素
- Google Apps Script:定期実行タスク、API連携、スプレッドシート操作を統括
- Twitter API v2:投稿機能
- Lomography API:写真取得用
- Google Spreadsheet:投稿履歴の保存・参照
運用状況と今後の展望
現在は6時間ごとに自動投稿を実行。 Lomographyの写真は多様性があり、特定のテーマに偏らず、毎回異なる空気感の写真が流れるのが特徴。 ただ、時折XのAPIの仕様が変わることで投稿が止まってしまうことがあるのが課題。
終わりに
フィルム写真との直接的な関わりは減りましたが、本ボットを通じて間接的に接点を持ち続ける形になりました。